ドラマ『僕らの食卓』1話 感想

大好きな漫画『僕らの食卓』のドラマ化を最近知り、さっそく視聴しました。

 

あらすじ

会社員の豊は、家族と疎遠で人と食事をするのが苦手。

ある日、公園で年の離れた兄弟・穣と種に出会い、なぜが「おにぎりの作り方」を教えることに。それ以来、一緒に食卓を囲み食事をすることが増えた豊たち。

やがて、家族のような存在となり、そして、豊と穣の距離も次第に縮まっていく・・・・・・。

食事を通し、人のつながりを描くハートフルドラマ。

www.bokuranosyokutaku.com

原作への愛

原作は三田織さんの漫画『僕らの食卓』で、
6年経っても色褪せることのない心温まる作品です。

1話を視聴したとき、原作への愛があふれる映像に涙が出ました。
また、SNSで原作やドラマの感想を目にすると、6年前ひとりでこの漫画を読んでいた自分に、お前はひとりじゃなかったよ、と言ってもらえた気持ちになりました。

ドラマ化を企画した人に今すぐ感謝の気持ちを伝えたい。

 

感想

上田穣がヤバい。

語彙力を失うほどの衝撃でした。
それくらい、穣がヤバかったのです。
演じている飯島寛騎さんは、初めて拝見した時ににたいへん可愛いお顔をされているので、穣の怖そうな見た目になるんか?と心配していたのですが、杞憂でした。

 

無造作にセットされた金髪、綺麗な顔立ちに低めの声、
英字ロゴトレーナー、迷彩柄のカーゴパンツ
玄関先で履いたつっかけ・・・

これらがちょっと粗野な若者の雰囲気を出しつつ、隠しきれない透明感と、
時々、全人類を狂わせるような妖艶さも垣間見えるとんでもない男が現れました。

英字ロゴトレーナーをあんなに着こなしている人を初めて見ました…

 

年の離れた弟・種くんとのやりとりも微笑ましく、弟への愛情深さも伝わってきました。

そして種くんが可愛くてたまらない。もう一挙手一投足が可愛い。種くんが喋るたびに顔がほころぶ。今年のドラマ部門助演男優賞は前山くうがくんに決まりです。

 

穣のことばっかり書いてますが、豊役の犬飼貴丈さんにも驚かされました。

犬飼さんは以前からyoutubeチャンネルを拝見していて、唯一無二の感性を持った、友達想いの狂人という印象がありました。ですが、醸し出す雰囲気や立ち姿やふと見せる笑顔がまぎれもなく豊で、役者さんの凄さを改めて感じました。

今後、豊が自分の過去を話す回がきっとあると思うんですが、その時の犬飼さんのお芝居がすごく見たいなと思いました。

最後に、おにぎりを作っている時に映る手がたいそう綺麗で見惚れます。

 

1話の時点では、穣の豊への想いはかなり小出しになってるんですが、何気ない場面の穣の表情や目線の動きに注目していました。炊きたてご飯を食べさせてもらう前の一瞬ためらった表情とか、玄関先で豊を見送る表情とか…

これからドラマで2人の関係がどう描かれていくのか楽しみです。このドラマは全10話あると知り小躍りして喜びました。

 

もし生まれ変われるなら、豊と穣がよく行くスーパーの店員か、種くんの通う保育園の先生か、上田家の炊飯器のフタの裏になりたい。そしてずっとこの2人を見守っていたいです。