7話のお供は徳島銘菓のマンマローザでした。
大変美味しくいただきました。
7話のあらすじ
体調が回復した豊(犬飼貴丈)は、後日、上田家を訪ねることに。3人は改めて、穣(飯島寛騎)と種(前山くうが)が手作りしたクリスマスケーキを囲んでクリスマスパーティーを楽しむ。その後、穣と二人きりになった豊は、自分の家族との過去やトラウマを穣に打ち明ける。そして豊は、穣と種と出会ったことで、誰かと食事をすることの幸せを知ったことを穣に伝え、涙を流す…。その日の帰り道、穣は秘めた想いが溢れ出し、別れ際に思わず豊にキスしてしまう…。
冒頭のシーン
冒頭、幼い頃の豊が熱を出して寝込んでいるシーン。
豊の見ている夢と過去の記憶が混在しているようだったので
あくまで憶測ですが…
もし過去に豊が熱を出した時、本当に勇樹が部屋を訪れていたとしたら、
彼も相当不器用なのかもなと思いました…
なにはともあれ、勇樹役・市川知宏さんのコメントの
「密かに弟を想う優しさ」が垣間見えたシーンだったと信じたいです。
いつか豊にもその優しさが伝わることを願います。
どうしよう実は豊の隠れ強火オタクだったら。
それはそれで微笑ましいですけどね。
穣とマウントの取り合いする予感がします…
原点のおにぎり
ついに、豊が自分の過去を穣に打ち明けました。
豊の話を聞くために居住まいを正す穣が本当に良くて…
「ちゃんと聞くから」って言ってたもんね…
穣のその真摯さに目頭が熱くなりました。
幸せな食卓に対し欠落感を抱えながらも、
相手の悲しみに心を寄せ、優しさを分け与えることができる豊。
そんな健気に生きる豊が穣と種くんと出会い、
一緒に食卓を囲む幸せを感じていく過程を丁寧に描いてきたからこそ、
豊が穣に打ち明けるシーンは涙がこみ上げてきました。
豊よかったねぇ…
縁側でおにぎりを頬張るシーンを観た後あらためて1話を観返すと
3人の積み上げてきた月日を感じることができました。
穣の感情が最後のシーンに向けて徐々に昂っていく様子も
目が離せません。
そういえば、7話を視聴後に石橋夕帆監督の興味深い投稿をみつけました。
脚本や演出の参考にするため人物設定表を作ったのですが、豊の項目に「自分が傷つく事には鈍感だけど他者の傷には敏感」と記してました。
— 石橋夕帆 (@chan_pon11) 2023年5月18日
穣の方には「豊と同じく他者を傷つける事が怖いので言動は思慮深い」と。
そして「体が先に動いちゃうというか、脊髄反射的な素質もある」とも…🤭#僕らの食卓 pic.twitter.com/YRF8sVosjd
なるほどなぁと、
これを読んですごく腑に落ちました。
ここまで慎重だった穣が思わず豊にキスしたのも、
脊髄反射的な素質があったからなのでしょう。
穣自身もびっくりしたんじゃないかな~
だって自分の想いは伝えようとは思ってなかっただろうし。
すごく後悔してるであろう穣と、とっさの出来事に驚く豊が
これからどうなるのか。
このあと8話で確かめたいと思います。