2023年の旅行したところを振り返っていきます。
東京の洋館めぐり
2020年に旧前田本邸を訪れて以来、東京の洋館に魅了された私は、
観劇で上京するたびに少しずつ足を運んでいました。
旧岩崎邸庭園
JR上野駅から徒歩約15分。道中で上野恩赦公園や不忍池も通りました。
外観・内装ともに装飾が細かい!全然目が足りんかった。
末端が蔓を巻くような形状の装飾は、17世紀の英国ジャコビアン様式の特徴とのこと。
1階のベランダに敷き詰められた英国ミントン製のタイルがとても可愛くて個人的にお気に入りです。
雑司が谷旧宣教師館
地下鉄副都心線雑司が谷駅から徒歩約10分。雑司ヶ谷霊園のそばを通った時、
夏目漱石の「こころ」に描かれた場所だ…!と密かに興奮しました。
旧宣教師館は、白と深緑のコントラストが可愛い2階建ての住宅。
1階ではアメリカ人宣教師マッケーレブの活動や生活を知ることが出来ます。
印象に残っているのは、マッケーレブが自宅の庭で育てた野菜を食べてお腹をこわしちゃったというエピソード。
鳩山会館
雑司が谷旧宣教師館からそのまま徒歩約25分。
文京区音羽には講談社の旧本館があり、私が通った時は東京リベンジャーズの垂れ幕が下がっていました。ヤンキーが居並ぶすぐ隣に警察署がある状況がなんだか可笑しくて、思わず写真におさめました。
鳩山会館は入り口から邸宅まで急な坂道があり、かつてここを訪れていた身分の人達は車で登ったんだろうな…絶対徒歩でなんか登らないやろうな…など息を切らしながら登りました。
お庭のバラの見頃はまだ早かったのか、私ひとりで時間をかけてゆっくり回れました。
お気に入りは1階のサンルーム。ここの床のタイルがすごく好みでした。(どうやら私は洋館のタイルが好きなようです)
旧古河庭園
秋バラの見頃に訪れたので、開園から沢山の人がいました。
旧古河バラコレという約100種類のコレクションが出来るアプリを駆使し、
バラの写真を撮りまくりました。
お気に入りは朱王(シュオウ)です。
今回は旧古河邸(大谷美術館)の見学が出来なかったので、上京した際にまた訪れたいと思います!
長野県上田市
映画『エゴイスト』の上映館を調べていた際「上田映劇」というミニシアターを知り、
気になったので行ってみました。
上田映劇
大正6年に元々芝居小屋として建てられた劇場で、当時は演劇や歌舞伎が上演されていたそうです。昭和に入ってからは「上田映画劇場」と名を変えて映画の上映を行っていました。一度は定期上演を終了しましたが、100周年となる2017年に復活。
ここはとてつもなくノスタルジックな雰囲気が漂ってました。
幼少期よく父と行った地元の映画館を思い出して、
懐かしくてちょっと泣きそうになりました。
劇場内も素敵!ここで映画を観られるのはすごく贅沢だな~と感じました。
この上田映劇は、子どもの居場所として映画館を開放する取り組みもされていて、
そこもすごく良いなぁと思います。
池波正太郎真田太平記館
上田市に到着してすぐこの幕が目に入り、せっかく来たので映画を観た後に行ってきました!
恥ずかしながらこの日まで池波正太郎さんの作品を読んだことがなかったのですが、
こちらを見学した後すぐに売店でエッセイ本『夜明けのブランデー』を購入。
地元に帰ってからは『真田太平記』を読み始めるくらい魅了されました。
そのままの勢いで上田城にも足を伸ばし、ふらっと立ち寄ったお蕎麦屋さんで美味しいお蕎麦を頂きました。
蕎麦処「琴笙庵」にて。みどり大根おろしそば。
こうやって振り返ると、2023年は関東の方によく行ってますね。
2024年はどこに行けるかな~。