所属する劇団員急逝の事実を知った時から、
私の宝塚への想いは行き場を失ったままです。
中学生の頃から大好きで、私の人生に彩りと希望を与えてくれた宝塚。
しんどくてどうにもならない時に何度も心を救われた。
そう簡単に距離を置くことは出来ませんでした。
けれど、同時にこのまま宝塚を観続けても良いのかとも考えました。
あの美しい舞台が多くの生徒さんたちの犠牲の上に成り立っていて、
自分が観劇することでそこに加担していたんじゃないかという思いが頭をよぎる。
そう友人に吐露した時、これはいよいよ危ないと一旦思考にブレーキをかけました。
この想いがどこへ行き着くのかはまだ分かりません。
分からないからこそ、少しずつ時間をかけていつかたどり着けたらと思います。
これからも私は宝塚歌劇を観に行き、
一瞬一瞬に想いを込めて舞台に立つタカラジェンヌを応援していきます。
それは変わりません。
そして、一人の女性が亡くなったという事実を重く受け止め、
故人と遺族の意思を尊重した、劇団側の真摯な対応を切に願っています。