ドラマ『僕らの食卓』6話 感想

僕食もいよいよ折り返しに入りました。

今週もよろしくお願いいたします。

 

6話のあらすじ

穣(飯島寛騎)は、豊(犬飼貴丈)と二人でクリスマスの日を過ごしたいと思っていたところ、種(前山くうが)が豊をクリスマスパーティーに誘い、みんなで過ごすことに。クリスマスを楽しみにしていた豊だったが、当日、熱を出して寝込んでしまう。

ベットの中、幼い頃に家族でクリスマスを楽しめなかったことを思い出す豊。そんな豊の元を穣が訪ねてきて、体調を崩した時に母が作ってくれた定番メニューのうどんを作る。思いがけず、豊と穣は二人だけのクリスマスの夜を過ごすことになりーー。

ドラマ『僕らの食卓』| あらすじ

 

感想

今回のストーリーは至極シンプルです。

ですが、その行間からはとんでもなく大きな想いが溢れていて、

何度も胸が締めつけられました。

 

熱を出して寝込んでいる豊の元に穣が駆けつけた時、

眼鏡をかけていない豊が画面に現れて、

そのあまりの無防備さに私は直視できずに、

しばらく薄目を開けて画面を見ていました。

 

自分が熱を出しているにもかかわらず、

種くんの心配をする豊の優しさに胸が熱くなりながらも、

「もっと自分を大切にして…!」と気を揉んでいたところ、

案の定穣からも「自分のことも大切にしろよ」と言われる始末。

(ただその言葉、そっくりそのまま穣にもお返ししたい。

あなたも大概人の心配ばっかりしてるからね…)

 

それにしても、今日の穣は一味違いました。

今までのように、ここぞ!という時に自分の想いを言えなかったちょっぴり残念な、

でもそれがなんだか愛しい穣はどこへやら。

心細くなっている豊の傍に寄り添い、

今まで話してこなかった自分の母親について打ち明けます。

そして、

 

穣「豊もなんか色々とさ、あると思うけど…俺、なんでも聞きたいから」

豊「…なんでも?」

穣「うん。何でも話してほしい。俺も、ちゃんと聞くから」

 

そう言ってまっすぐ豊を見つめて、自分の想いを伝えた穣。

彼の真剣で熱を帯びた眼差しに、思わず目頭が熱くなりました。

みのるぅぅぅ…

4話からずっっと口に出来なかった想いをさ…

よく言ったよ…

豊とちゃんと向き合ってくれてありがとう…

豊も「穣になら…」と少しずつ心が解けていくような様子に、

涙で画面がぼやけていきました。

 

そして、豊が穣の肩に頭をコテンと預けた場面の、

絵画のような美しさといったら…!

私なんかが見てもいいのか戸惑うくらい神聖な空気を纏っていました。

 

眠っている豊の傍にクリスマスプレゼントを置く穣は、

赤い上着も相まって、

「サンタさんや…」

という感想が思わずこぼれてしまいました。

そこで穣は、豊が用意していたプレゼントの存在に気付きます。

いや穣!!

いくら自分宛のプレゼントだからって、中見ちゃうのは野暮だぞ!!

…と思っていたらまさかの、プレゼント被りが判明。

豊と穣は、お互いのプレゼントにマフラーを選んでいたのでした。

なんだその可愛いすぎるオチは。

堪らん。

 

いやぁ、豊と穣の距離がぐんと近づいた回でしたね~

そう思って公式サイトで次回のあらすじを読んだ私は言葉を失いました。

すこーしずつ距離を縮めていく二人の様子に慣れてしまったせいか、

あらすじの中の「キス」の二文字があまりに刺激的で…動揺を隠せません。

 

次回はついに、豊が自分の家族との過去やトラウマを穣に打ち明けます。

1話の時から、この場面での犬飼さんのお芝居を心待ちにしていたので、

放送日が待ち遠しいです。