ドラマ『僕らの食卓』10話 感想おかわり

最終話の感想がまだあったのでここに書きますね。

 

豊穣コンビの初デート

豊穣コンビの初デートですよ!!(だと勝手に思っています)

気になってふたりが行った場所を調べてみたところ、

徳島県美馬市脇町にある「うだつ上がる」という複合施設でした。

discoverjapan-web.com

 

江戸中期から昭和初期の建物が立ち並ぶ美馬市の観光スポット「うだつの町並み」。

この場所に建つ築150年の古民家を改装した施設内には、建築設計事務所・雑貨屋・古着屋・本屋・カフェなど、様々な店舗が入っているようです。

ここで豊と穣が一緒に服を見たり、建築模型を見たりしてわちゃわちゃしてたんや~

と施設内の写真を見ながらワクワクしてました。

というか若者がデートにこの場所を選ぶのってなんか凄く良いですよね。

あぁ聖地巡礼がしたい…

もういっそ美馬市で「僕らの食卓」スタンプラリー始めません?

私は好きな作品の聖地巡礼したいオタクなので、

そういうのがあったらすぐに飛びつきますね。

是非ご検討のほどよろしくお願いします!

 

穣のお部屋

前回予告で気になっていた穣のお部屋がついに公開されました!

 

実家み溢れるレトロな形の照明…

枕元のプッシュアップバー…

エッフェル塔みたいな模型…

鉄アレイ…(プッシュアップバーに鉄アレイって、穣、密かに身体鍛えてるんかな…)

目を凝らして見てて気づいたのはこれくらいですかね…

 

あぁ、お部屋をもう少し詳しく見たいのでメイキング映像やビジュアルブックをなにとぞ…お願いします…

ドラマ『僕らの食卓』10話 感想

ついにこの時がきました。

今週もよろしくお願いいたします。

10話のあらすじ

幸せな日々を過ごす豊(犬飼貴丈)と穣(飯島寛騎)だったが、豊は、いつかくるかもしれない別れに急に不安を覚えてしまう。二人で出かけた時も、拒むような態度をとる豊の様子に戸惑う穣。そんな折、豊は耕司(原田龍二)から誘われて上田家を訪れることに。そして、みんなでおとんのスペシャルメニューを楽しんだ。その夜、上田家に泊まることになった豊は、自分の不安を耕司に相談する。自分も妻を亡くしている耕司は、優しく豊の気持ちに寄り添い、豊は耕司の言葉によって涙するのだった。そして、豊はある決心をする…!

ドラマ『僕らの食卓』| 10話

 

ごはんと家族

10話はまさしく

「食事を通し、人のつながりを描くハートフルドラマ」

の集大成となるお話でした。

 

おとうが豊に振舞ったキムチートマト鍋。

原作にも出てくるこのお鍋に、妻・実花さんと家族になった思い出と

幼い穣も一緒に食べられるよう工夫したエピソードが加わることで

このお鍋が上田家にとって特別なごはんであることが伝わってきました。

おとう、実花さん、穣、種くん、そして豊。

ごはんが繋いでゆく家族の物語や…

今夜のごはんは、おとうから豊への「きみも家族だよ」ってメッセージだったのね…

気が付いたら滝のような涙を流していました。

 

大切な人との別れが怖いという豊の不安を優しく受け止める

おとうの言葉が一言一言心に沁みてきます。

 

ありがとう、おとう…

 

豊と穣

「思い悩んだら、俺に話してほしい」

「ふたりのことは、ふたりで考えたい」

 

穣が豊にこう伝えたシーンで、

私は「あぁこのふたりはきっと大丈夫だ…」と思えたんです。

 

元々、暮らしてきた環境も価値観も異なる豊と穣。

そのふたりがお互い惹かれ合って一緒になったとしても、

まだまだ相手の知らない部分は山ほどあるし、

ちょっとしたことですれ違いも起こります。

 

けれど、そのたびに言葉を尽くして話し合おう。

ふたりに起こったことは、ふたりで乗り越えていこうと。

そうまっすぐ伝えた穣に

思わずスタンディングオベーションを送りました。

 

このドラマの好きなところは、

相手の価値観を知り、自分のそれをアップデートしていくこと。

自分のことを大切にすることで、相手のことも大切にできること。

それらを豊と穣の言動や在り方で伝えてくれるところです。

なかなか上手くいかないよねって投げ出したくなる煩わしさも認めつつ、

でも大切な人やからすれ違ったままじゃあかんよな!って優しく背中を押してくれたのが僕食でした。

 

この先私が恋愛するかは分かりませんが、

もし大切な人と向き合う時がきたら、

真っ先にこのドラマを思い出すことでしょう。

 

 

ラストシーン

保育園でのラストシーンが

私の中でもの凄く腑に落ちたんです。

そして僕食が2023年にドラマとして放送された意味を

勝手に感じてしまい一人で嬉し涙を流しました。

これはあくまでフィクションであって、

現実はそう上手くいかないかもしれない。

そう感じてる方もいらっしゃると思うし、

それでいいと思ってます。

感じ方はそれぞれだから。

けれど少なくともクィアである私にとっては、

勇気をくれたシーンでした。

種くんの言葉が、豊の言葉が、

画面越しの私まで救ってくれました。

 

私はきっと結婚しないけれど、

家族や友達、私の大切な人たちが、

好きな人や大切な人と一緒に暮らせる世の中であって欲しいし、

そうなってない現実に憤りを感じるし、

それなのに何も力になれないちっぽけな自分に打ちひしがれてました。

そんなズタボロの私に力をくれたのが僕食なんです。

僕食が、ドラマと現実との間にある違いに目を向けるきっかけになったら。

そう願っています。

 

物語はここで終わりだけど、

この先もどこかで豊と穣たちの日常は続いていく。

それを感じられるエンディングだったからこそ、

願わずにはいられませんでした。

 

豊と穣と種くんを包むあたたかな陽の光は、

これから生きてゆく我々をも包んでくれる光に思えました。

 

このドラマに出会えて本当によかったです。

原作者の三田織さんをはじめ、

制作に関わったすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました!!

 

あ〜はやく全国の地上波で放送してほしい~!

ビジュアルブックとサウンドトラックCD発売待ってます!

続編や映画化も前向きにご検討いただけると幸いです!

 

僕食ロスを覚悟していた私に、スピンオフという救いの手が差し伸べられました。

また感想が書ける~!

楽しみ!

ドラマ『僕らの食卓』9話 感想おかわり

9話の感想で書ききれなかった心の叫びたちです。

 

僕らの太陽・大畑さん

豊の同僚・大畑レイさん。

美しく明るく闊達な彼女はこのドラマの太陽。

前回、喧嘩した彼氏と話し合うべく自分から連絡すると決めましたが、

なんだかうまくいっていない様子。

すべてを投げ出したいと思うって相当だよなぁ。

そんな中でも笑顔を忘れず、

大切な人だからしっかり向き合うと

話す大畑さんはめちゃくちゃにかっこよかったです。

結果的に彼氏とはお別れしてしまいましたが、

ちゃんと向き合った結果ならばきっと次に進めます。

大畑さんに幸あれ~!

 

あぁ、大畑さんとお友達になって飲みに行きたい…

 

三田織さんのロケ見学レポート

ルチル7月号に掲載されている

原作者・三田織さんによるロケ見学レポート

とっっっても良かったです。

何度も何度も読み返しては

あったかい気持ちになっています。

 

このレポの中で三田さんが実際にご覧になった撮影が、

落ち込んでいる穣を励ます種くんのシーンでした。

なので9話を観ながら、

「この現場に三田さんがいらっしゃったのか…!」

と感動したり、

このドラマは本当に沢山の人達が関わって出来ているんだなぁと

改めて感慨深い気持ちになりました。

 

僕らの食卓~おかわり~2話もとっても素敵なので、

ドラマをきっかけで僕食を知った方々もぜひ読んでほしいです。

単行本化も楽しみ~!

 

ナイスアシストおとう

晦日この世の終わりみたいな顔してる穣を励ましたおとう。

今はお茶目なお父さんですが、

若いときはちょっと(というかだいぶ)尖ってて、

明るい実花さんと出会ってから少しずつ変わって

今のおとうみたいになってたら可愛いよな~

と勝手に妄想してしまいました。

10話のおとうもすごく楽しみです!

 

今世紀最大の幸せシーン

公園でのキスシーンは、

え こんなに幸せなシーン観ていいんですか?

圧倒的感謝…

と、口を開けば感謝の言葉ばかりが溢れてきました。

実は放送のときにコンタクトレンズを外して観てたんですが、

霞む視界の中でもすさまじい威力のキスシーンでした…

後日コンタクトレンズをつけてこのシーンに臨んだら

直視できず顔を覆った手の隙間から観てたくらいです。

豊の「心臓の新しい使い方を学んでるみたいだ」という

原作にもあった名言も一時的に頭から吹っ飛んでしまいました…

除夜の鐘は確かにシュールな状況ですが、

ふたりが幸せならなんでもええよ…

おめでとう…

 

そして!!

肉まん味!!

にやける穣も照れる豊も果てしなく可愛すぎる…

まぁこっちは照れてる豊の200000000倍恥ずかしかったですけどね…

なにより、深夜でもちゃんと肉まんを蒸してくれてたコンビニ店員さんありがとうございます!

肉まんも幸せだったと思います…

 

穣のお部屋?

10話の予告でちょこっとだけ映った部屋って

もしかしてもしかすると穣のお部屋では!?

と椅子から転げ落ちそうになりました。

これまで穣の服のロゴを解読してきた過程で

なんとなく穣は古着が好きなのかな~と感じてたので

そこらへんが少しでも見れたら嬉しいですね。

 

ドラマ『僕らの食卓』9話 感想

あと2話で最終回なんてまだ信じられない自分がいます。

今週もよろしくお願いいたします。

 

9話のあらすじ

お互いに気まずい思いを抱えたまま、会えない日々を過ごす豊(犬飼貴丈)と穣(飯島寛騎)。初詣に行く約束をした元旦が近付いていた。

晦日、豊は久々に実家に帰ることにするが、両親は出かけており兄・勇樹(市川知宏)と二人きりの時間を過ごすことに。兄との会話で、豊は、実は自分の方から家族に対して壁を作っていたことに気付く。何かが吹っ切れた豊は、自分の想いを伝えるために穣の元に走り出す。一方の穣も、豊の元に駆け出していた。公園で話をする二人。そこで二人は互いの気持ちを確かめ合う…。

ドラマ『僕らの食卓』| あらすじ

 

 

「今までどおり」

前回、穣は豊に「これからも今までどおりでいてほしい」と言いました。

つまり告白する以前の友人関係のままでいてほしいと。

無理なお願いだと心では分かっていても口にしたのは、

これ以上豊を困らせたくない

種やおとうを悲しませたくない

自分の気持ちを抑えてでも豊の側にいたい

そんな穣の葛藤があったからでしょうか。

この世の終わりみたいな顔した穣が「今までどおり」

と口にするたびにとても切なくなりました。

 

穂積家

兄さん、あなただったのね…

小さい頃に熱を出した豊の頭を撫でてくれたのは、兄の勇樹でした。

やっぱり兄さんだったか~!

豊に伝わってよかったね…

本当は、勇樹には若気の至りといえど、

あの時きつく言ってごめんって豊に謝って欲しかったし、

ご両親にももっと早く話し合いの場をつくって欲しかったけれど、

みんな完璧じゃなくて不器用なところがリアルな家族なんだろうな…

 

もし豊が大晦日に実家に帰らなかったら…

勇樹に自分の気持ちを伝えられなかったら…

家族の気持ちに気付けないままだったかもしれません。

豊が家族と向き合う勇気をくれたのは、穣と出会えたからですよね。

 

私、実家からの帰り道のシーンが一等好きで。

なにかが吹っ切れるというか、一気に視界がひらけた豊が、

大切なことに気付いて穣のもとへ走り出すんですが、

ここの豊の走り出す足元の描写に胸が震えました。

いけー!ゆたかぁぁぁ!と思わずエールを送っていました。

 

公園でのシーン

一方、おとうの助言で家を飛び出した穣は、

走ってきた豊と遭遇します。

 

そして、豊と穣が初めて出会った公園で

ぽつりぽつりと話し始めるふたり。

 

穣の気持ちを受けて、

今度は豊の方から穣に気持ちを打ち明けます。

今まで、ふたりの関係性に踏み込むのは穣きっかけが多かったので、

穣と出会ったことで豊も変わっていったんだなぁ…と感じました。

 

家族と話し合えたこと

穣の第一印象はすげー怖かったこと

だけど自分を変えてくれたのは穣だってこと

穣になら自分のことを全部話してもいいこと

ここが自分の居場所だって思えたこと

 

もうここの会話全てが愛しくて…

何度も何度も観返しては

ふたりのやりとりを噛みしめてました。

 

大切な人だからちゃんと向き合いたい。

好きだって気持ちじゃ足りないくらい

穣のことが大切なんだと伝えます。

そして、穣の想いに応えるように手をとって

「ぼくは、これからも穣と一緒にいたい」

 

私は思わず拳を突き上げて歓喜していました。

 

豊の言葉を受けて、今まで抑えていた感情が溢れ

安堵に包まれた穣の表情に涙がこぼれました。

 

よかったねぇ…

本当に良かったぁ…

 

お互いの気持ちを確かめ合った後、

「これからは、今までどおりじゃなくなるかもしんないけど…いい?」

穣のこの言葉をきっかけに

ふたりは「今までどおり」のその先へ進んでいきます。

ふたりともおめでとう!

 

 

そして約束通り、種くんも一緒に初詣に行けました。

幸せオーラが溢れているふたり。

しかし、幸せそうな穣がふと呟いた

「幸せすぎて怖い」

ど どうした穣…?

始まったばかりで終わりのことを考えてしまうのはどうなんや…

とはじめは思っていましたが、

そうか…

身を切られるような母親との別れと

その後に襲ってくる虚無感を若いうちに経験した穣は

きっと大好きな人と別れることに人一倍敏感なのかもしれません。

それこそ別れてしまったら

もう「今までどおり」の関係にすら戻れないかもしれない。

そこに気付いた私は頭を抱えました。

 

こればっかりはどうしようもないけれど、

ふたりには種くんもおとうもいて、

後藤店長も大畑さんもいます。

ふたりのことを気にかけてくれる人がいて、

ふたりがお互いを想う気持ちがあれば、

これから起こるどんなこともきっと乗り越えていける。

そう信じています。

 

なんだか最終回の感想みたいになってますが、

それくらい今回は脚本もドラマとしての構成も神がかっていました。

 

泣いても笑っても次回が最終話です。

ふたりが下す決断と歩む未来をしっかりと見届けたいと思います。

ドラマ『僕らの食卓』8話 感想

ルチル7月号届きました~!

表紙の豊穣コンビの可愛さに癒されてます…

 

8話のあらすじ

先日の別れ際に、思わず豊(犬飼貴丈)にキスをしてしまったことを後悔しながら過ごす穣(飯島寛騎)。豊も、その予想外の出来事に自分の中でうまく整理することができないままでいた。二人は連絡もすることができず、気まずいまま日々が過ぎていく。

そして、ようやく思い切って会うことになった二人。穣は、豊にキスのことを謝って、実は自分と種は、豊が公園でおにぎりをくれた時よりも前に、豊に会っていたことを明かす。そして、穣は秘めていた本当の気持ちを伝えるのだがーー。

ドラマ『僕らの食卓』| あらすじ

 

感想

今までの穣の行動って、一貫して「他者のため」だったんですよ。

種くんのため、豊のため、おとうのため。

けれど豊へのキスや告白は、穣が初めて自分のためにとった行動だと感じました。

その後「本当は伝えるつもりなかった。豊が困るだけだから」と穣。

やっぱり豊のことを考えて今まで自分の気持ちを隠していたんですね。

いやいや正直に気持ちを伝えていいんやで穣…!と言いたい反面、

穣の気持ちもすごく分かります。

よく「ありのままの自分」とか言われてる昨今ですが、

その「ありのままの自分」を見せて、もし受け止めてもらえなかったら?

まして嫌われたり拒絶されようもんなら、ショックで1週間は寝込む。

相手を好きなら好きなほど、簡単には言えなくなると思います。

けれどその怖さを飛び越えてどストレートに「好きだ」と言った穣はすごい。

私は心の中で穣に拍手喝采を送っていました。

そして自分の気持ちに終止符をうつため、豊に握手を求める穣。

その時の穣の表情がほんとに切なくて。

またセンチメンタルな気持ちで1週間を過ごすのかとうなだれましたが、

9話放送を心して待ちたいと思います。

 

8話を観た後また1話から順に観ていくと、

穣の細やかな表情に気づくようになり、

その都度感動を覚えていました。

穣の感情を確かな演技で丁寧に表現されてる飯島さん凄い…

ありがとうございます…

 

 

とりとめのない感想

8話は今まででいちばんツッコミどころがどんどこ出てきたので、

箇条書きで挙げていきます。

 

・いきなりの「穂積くんはどう思う?」

彼氏と喧嘩して1週間近く連絡を取っていないと先輩に相談する大畑さんが、

とっさに豊にも意見を求めてて笑ってしまいました。

律儀に答える豊もとても可愛いかったです。

社内でナチュラルに恋バナに混じる豊を想像して

なんだかほっこりしました。

 

自分から連絡すると決めた大畑さん、彼氏と仲直りできたらいいな。

仲直りした後に華力でラーメン食べたらいいよ。

カップル割始まったし。

 

・穣が2年前に豊と出会っていたことを話すシーン、

はじめは喫茶店の外が明るかったのが、数分の回想シーンの後

もう外が暗くなっていてイルミネーションも光ってたので

「この数分で!?」と突っ込まずにはいられませんでした。

ふたりだけ精神と時の部屋にいるの…?

調べてみたらお店の営業時間は20時だったので、

豊の仕事終わりに待ち合わせたとして、

だいたい2時間くらいはお話ししてたのかなぁ…

と考えるなどしました。

 

・種くんがボール投げた後の右足がカッコいい…

キャッチボールに誘う時に、

「兄ちゃんもやろう」じゃなくて「兄ちゃんもやるよ」で

すでに決定事項なのも笑っちゃいました。

ドラマ『僕らの食卓』7話 感想

7話のお供は徳島銘菓のマンマローザでした。

大変美味しくいただきました。

 

 

7話のあらすじ

体調が回復した豊(犬飼貴丈)は、後日、上田家を訪ねることに。3人は改めて、穣(飯島寛騎)と種(前山くうが)が手作りしたクリスマスケーキを囲んでクリスマスパーティーを楽しむ。その後、穣と二人きりになった豊は、自分の家族との過去やトラウマを穣に打ち明ける。そして豊は、穣と種と出会ったことで、誰かと食事をすることの幸せを知ったことを穣に伝え、涙を流す…。その日の帰り道、穣は秘めた想いが溢れ出し、別れ際に思わず豊にキスしてしまう…。

ドラマ『僕らの食卓』| あらすじ

 

冒頭のシーン

冒頭、幼い頃の豊が熱を出して寝込んでいるシーン。

豊の見ている夢と過去の記憶が混在しているようだったので

あくまで憶測ですが…

もし過去に豊が熱を出した時、本当に勇樹が部屋を訪れていたとしたら、

彼も相当不器用なのかもなと思いました…

なにはともあれ、勇樹役・市川知宏さんのコメントの

「密かに弟を想う優しさ」が垣間見えたシーンだったと信じたいです。

いつか豊にもその優しさが伝わることを願います。

どうしよう実は豊の隠れ強火オタクだったら。

それはそれで微笑ましいですけどね。

穣とマウントの取り合いする予感がします…

 

原点のおにぎり

ついに、豊が自分の過去を穣に打ち明けました。

豊の話を聞くために居住まいを正す穣が本当に良くて…

「ちゃんと聞くから」って言ってたもんね…

穣のその真摯さに目頭が熱くなりました。

 

幸せな食卓に対し欠落感を抱えながらも、

相手の悲しみに心を寄せ、優しさを分け与えることができる豊。

そんな健気に生きる豊が穣と種くんと出会い、

一緒に食卓を囲む幸せを感じていく過程を丁寧に描いてきたからこそ、

豊が穣に打ち明けるシーンは涙がこみ上げてきました。

豊よかったねぇ…

 

縁側でおにぎりを頬張るシーンを観た後あらためて1話を観返すと

3人の積み上げてきた月日を感じることができました。

 

穣の感情が最後のシーンに向けて徐々に昂っていく様子も

目が離せません。

 

そういえば、7話を視聴後に石橋夕帆監督の興味深い投稿をみつけました。

なるほどなぁと、

これを読んですごく腑に落ちました。

ここまで慎重だった穣が思わず豊にキスしたのも、

脊髄反射的な素質があったからなのでしょう。

穣自身もびっくりしたんじゃないかな~

だって自分の想いは伝えようとは思ってなかっただろうし。

すごく後悔してるであろう穣と、とっさの出来事に驚く豊が

これからどうなるのか。

このあと8話で確かめたいと思います。

 

ドラマ『僕らの食卓』6話 感想

僕食もいよいよ折り返しに入りました。

今週もよろしくお願いいたします。

 

6話のあらすじ

穣(飯島寛騎)は、豊(犬飼貴丈)と二人でクリスマスの日を過ごしたいと思っていたところ、種(前山くうが)が豊をクリスマスパーティーに誘い、みんなで過ごすことに。クリスマスを楽しみにしていた豊だったが、当日、熱を出して寝込んでしまう。

ベットの中、幼い頃に家族でクリスマスを楽しめなかったことを思い出す豊。そんな豊の元を穣が訪ねてきて、体調を崩した時に母が作ってくれた定番メニューのうどんを作る。思いがけず、豊と穣は二人だけのクリスマスの夜を過ごすことになりーー。

ドラマ『僕らの食卓』| あらすじ

 

感想

今回のストーリーは至極シンプルです。

ですが、その行間からはとんでもなく大きな想いが溢れていて、

何度も胸が締めつけられました。

 

熱を出して寝込んでいる豊の元に穣が駆けつけた時、

眼鏡をかけていない豊が画面に現れて、

そのあまりの無防備さに私は直視できずに、

しばらく薄目を開けて画面を見ていました。

 

自分が熱を出しているにもかかわらず、

種くんの心配をする豊の優しさに胸が熱くなりながらも、

「もっと自分を大切にして…!」と気を揉んでいたところ、

案の定穣からも「自分のことも大切にしろよ」と言われる始末。

(ただその言葉、そっくりそのまま穣にもお返ししたい。

あなたも大概人の心配ばっかりしてるからね…)

 

それにしても、今日の穣は一味違いました。

今までのように、ここぞ!という時に自分の想いを言えなかったちょっぴり残念な、

でもそれがなんだか愛しい穣はどこへやら。

心細くなっている豊の傍に寄り添い、

今まで話してこなかった自分の母親について打ち明けます。

そして、

 

穣「豊もなんか色々とさ、あると思うけど…俺、なんでも聞きたいから」

豊「…なんでも?」

穣「うん。何でも話してほしい。俺も、ちゃんと聞くから」

 

そう言ってまっすぐ豊を見つめて、自分の想いを伝えた穣。

彼の真剣で熱を帯びた眼差しに、思わず目頭が熱くなりました。

みのるぅぅぅ…

4話からずっっと口に出来なかった想いをさ…

よく言ったよ…

豊とちゃんと向き合ってくれてありがとう…

豊も「穣になら…」と少しずつ心が解けていくような様子に、

涙で画面がぼやけていきました。

 

そして、豊が穣の肩に頭をコテンと預けた場面の、

絵画のような美しさといったら…!

私なんかが見てもいいのか戸惑うくらい神聖な空気を纏っていました。

 

眠っている豊の傍にクリスマスプレゼントを置く穣は、

赤い上着も相まって、

「サンタさんや…」

という感想が思わずこぼれてしまいました。

そこで穣は、豊が用意していたプレゼントの存在に気付きます。

いや穣!!

いくら自分宛のプレゼントだからって、中見ちゃうのは野暮だぞ!!

…と思っていたらまさかの、プレゼント被りが判明。

豊と穣は、お互いのプレゼントにマフラーを選んでいたのでした。

なんだその可愛いすぎるオチは。

堪らん。

 

いやぁ、豊と穣の距離がぐんと近づいた回でしたね~

そう思って公式サイトで次回のあらすじを読んだ私は言葉を失いました。

すこーしずつ距離を縮めていく二人の様子に慣れてしまったせいか、

あらすじの中の「キス」の二文字があまりに刺激的で…動揺を隠せません。

 

次回はついに、豊が自分の家族との過去やトラウマを穣に打ち明けます。

1話の時から、この場面での犬飼さんのお芝居を心待ちにしていたので、

放送日が待ち遠しいです。