ドラマ『僕らの食卓』4話 感想

待ちに待った4話です。

 

4話のあらすじ

豊(犬飼貴丈)は穣(飯島寛騎)から連絡を受け、公園で待ち合わせることに。楽しいランチタイムを過ごした2人は、以前作れなかったカレーを週末に作る約束をする。豊は、穣と種と一緒に過ごすうちに、今まで知らなかった、誰かとご飯を食べることの喜びを感じるようになっていた。週末、カレーの材料を買いに3人はスーパーへ行くのだが、そこで豊は偶然、兄・勇樹(市川知宏)と出くわし動揺する。一緒にカレーを作りながらも、どこか冴えない豊。完成したカレーを楽しく食べる3人だったが、穣は豊の様子が気になる…。 

ドラマ『僕らの食卓』| あらすじ

 

感想

 

ついに豊の兄・勇樹が登場です。

1話から幾度となく繰り返される少年時代の記憶。

その中に現れる勇樹の言葉は冷たくて、

見ている私も胃に鉛を落とされたような気持ちになっていました。

豊の心に負った傷の深さは計り知れません。

 

そして、実際の勇樹と豊のやりとりを見ると想像以上に私の心は抉られました。

勇樹役の市川知宏さんがコメントで、

「義兄としての葛藤がありながら、

密かに弟を想う優しさを持っているキャラクターです」

と仰っていたんですが、

すみません今のところその片鱗が見当たらなくて…

本当にここから自分が勇樹に抱いた印象が変わっていくのか心配になりました。

きっと大丈夫だと思いますが…

 

 

勇樹と遭遇してからの豊は動揺を隠せず、

その後穣と種くんと一緒にカレーを作っていても、

どこか浮かない表情。

穣から勇樹のことを聞かれて言葉を濁した時は、

心に傷を負った少年時代の豊を見ているようで胸が痛くなりました。

 

勇樹と豊、穣と種くんは兄弟という共通点がある分、

穣と種くんの仲良しな様子を間近で見ていて、

自分と兄とのことが頭をよぎってたらつらいな…

 

穣もそんな豊のことを気にかけてるけれど、

豊は穣にも話したくない様子。

穣がどこまで踏み込んでいいか悩んでいる。

お互いの不器用さがもどかしいです。

 

上田家のみんなと出会ってから、

少しずつ誰かとご飯を食べる喜びを知り、

楽しい思い出が増えていったけれど、

ふとした拍子に蘇った過去の傷が、豊を以前の世界に引き戻してしまいます。

こうして一進一退を繰り返すことが人生なのかもしれません。

 

心なしか、エンディングの音楽がいつもよりしんみりして聞こえました。

 

 

今回はしんどいシーンもありましたが、

豊と穣のリベンジカレーグータッチに和んだり、

スーパーで買い物する豊・穣・種くんの他愛もない会話に心癒されていました。

 

次回予告で3人が作って食べてる様子が映っていたのでひとまず安心しました。

穣の元恋人や思い出の中のお母さんも登場して、

さらに見逃せない展開になりそうです。