ヅカオタの備忘録④〜明日海りお伝説〜

2018年8月13日(月)花組公演『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-/BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-』

私と天草四郎との出会いは『日本の歴史人物事典』*1だった。その後、大学時代に天草四郎と島原DE乱れ隊の『シマバラン伝説』*2に衝撃を受け、友人とシマバラン伝説のダンスを練習し、長崎県島原市を訪れるほどのめり込んでいった。そんな天草四郎宝塚歌劇でどのように描かれるのか。一体どんな伝説を作るのか、気になって夜も眠れなくなった。しかし、悲しいことに全くチケットが取れない。今思えば、宝塚を代表するトップスター明日海りおさん率いる花組公演を一般前売りで購入出来ると思っていた自分の認識が甘かった。え…私、天草四郎観れないの?こんなに大好きなのに?悲しみに暮れていたところに、女神から救いの手が差し伸べられた。*3そして8月、私は再び宝塚に帰ってきた。

カリスマ性と求心力

物語の舞台となる時代は江戸時代初期。幕府による禁教令発布後もキリシタンが隠れ住む九州・天草の地に、一人の男が流れ着く。宝塚版の新解釈・天草四郎は控えめに言って最高だった。今まで天草四郎のビジュアルイメージは、真ん中分けの前髪に頭頂部を剃っていて一つ結び、首に壁襟(ひだえり)を付けているものだった。参考イメージはこちら*4

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けれど明日海りおさん演じる天草四郎は、茶色の長髪を結び(ハーフアップ風)、赤を基調とした衣装で現れた。上の四郎との共通点はロザリオぐらいだった。この衣装はいわゆる時代劇の着物ではなく、忍者衣装を羽織や布でアレンジして、革のブーツを履いて現代風に仕上げましたという感じ。それがまた明日海さんによく似合っている。特筆すべきは彼女の表情。周囲の人々に頑なだった最初の頃やある一人の女性と出逢った時、キリシタン軍を率いる時など、四郎の感情の機微が表情からめちゃくちゃ伝わってくる。次第に物語の中に引き込まれていき、気分はすでに天草の民状態。そして四郎が天草・島原の民たちに現状打破を訴えかけ共に立ち上がる場面では、明日海りおさんの求心力と四郎のカリスマ性とが重なり、あのシーンは彼女なしでは成し遂げられなかったと確信した。

四郎と天草・島原の民が最後に迎える結末は、分かっていても涙が溢れてくるものだった。みんなハライソ*5で幸せに暮らしてね…

目に違和感をおぼえる

幕間では恒例となった公演ドリンクを購入。受け取った瞬間「ほぼ牛乳では?」と目を疑いましたが、底のシロップをかき混ぜることに気が付き事なきを得る。もう同じ轍は踏まないぞ。

着席してショーの開幕を待っていると突然目に違和感をおぼえた。これはきっとコンタクトレンズがズレただけだと軽く考えていたが、違和感は次第に痛みに変わり、瞬きする度に痛みが増していった。痛みで涙が止まらないし、目も開けられない。傍からはただ目を閉じて涙を流している人に見えただろうが、内心は焦りと不安が募って大変な騒ぎだった。目薬を差していくらか痛みを和らげていると、ショーの幕が開いた。百花繚乱というサブタイトルの通り、華やかで美しくて妖艶でカッコいい男役さんと娘役さんがめくるめく登場するショーであった。プロローグで皆さんが両手に持ってる羽がね…動くたびに微量な風が目に入ってね…本来はタカラジェンヌさんから風を送られて嬉しいはずなのに「目が、目が~~~!!!」とムスカばりに悶えるしかなかった。私失明でもするの?*6仮に失明するとしても、目が見えるうちに宝塚歌劇の美しさを観なければ!とここから驚異的な集中力を発揮し、観劇を無事に終えることが出来た。正直ショーの思い出は8割くらい目の痛みだったが、仙名彩世さんのパフォーマンスと美脚に酔いしれ、柚香光さんと舞空瞳さんのダンスシーンで大好きな曲*7が流れてテンションが上がったり、水美舞斗さんの舞姿に目を奪われたりと、観劇出来て本当に幸せだった。

こうして私の天草四郎伝説の1ページに明日海りおさんというスターの名が刻まれたのである。

次は月組公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』。人気演目にして愛希れいか様の退団公演。ついに東京宝塚劇場へ足を踏み入れることに。

次回に続く。

*1:小学館が発行する学習まんが。小学生の時に夢中で読んでいた。

*2:戦国鍋TV内の歌謡コーナー「MUSIC TONIGHT」に登場するアイドルグループ。メンバーは天草四郎、大矢野松右衛門、森宗意軒。『シマバラン伝説』を聴いたことのない方は今すぐ聴いてほしい。

*3:Twitterのフォロワー様、その節は大変お世話になりました。本当にありがとうございます。

*4:いらすとやから引用

*5:パライソ。天国・楽園を意味するキリシタン用語。

*6:後日眼科で診てもらいましたが異常はありませんでした。

*7:I Say a Little Prayer。2003年kazumiさんがカバー、ドラマ大奥のテーマソングだった曲。

ヅカオタの備忘録③~明日を信じる~           

 2018年6月、宝塚友の会*1に入会した私は、雪組公演『凱旋門/Gato Bonito!!』のチケットを購入。今までチケットはコンビニ発券だったが、今回は初めて劇場の発券機を利用してみた。発券機から出てきたチケットを見て感動する。すごく宝塚っぽいチケット*2だった。あとこのピンク色したチケットは入場時にもぎらないことも初めて知った。宝塚にはまだまだ知らないことがたくさんあって、楽しい。

フランスのパリを舞台にしたお芝居は哀愁を帯びた美しい音楽が印象的だった。もし自分がパリの街を歩き、凱旋門を眺めたことがあったなら、きっとこのお芝居の感じ方も違っていたのかもしれないと思った。幕間に公演ドリンクのカルヴァドス*3のカクテルを飲む。うちの祖父が好みそうな味だった。そういえばおじいちゃんの部屋にボトルが飾ってあったな…

ポルトガル語で“美しい猫”を意味するタイトルのラテン ショーはまるで夢を見てるようだった。プロローグの白い衣装が褐色の肌によく映えてたまらなくかっこいい。望海さん歌うまっ…真彩さんの歌声ずっと聴いていたい…彩風さん足なっっが…皆さん美し…そんな感想が頭に浮かび続ける。

ショーの歌の歌詞の中で「今日裏切られても 明日いいことがある」という箇所があるんですが、初めて聴いた時はかなり衝撃的で。わりとネガティブ思考の私にとって、先の分からない世の中でそう言い切る強さと自信は衝撃だった。

けれど望海さんから「明日はいいことがある!」と強く言って貰えたら、不思議とその言葉を信じたくなってくる。起こってもいない未来に必要以上に怯えることはないと思わせてくれる力が宝塚歌劇にはあった。

今回の遠征の時に、雨の影響で地元まで帰る為の交通機関が全て運休する事態が起きた。東京を経由して地元へ帰る道中、私の脳内にはあの歌詞が浮かんでいた。今日天気には裏切られたけど、明日はきっと良いことがある。そうやって自分を鼓舞しながら夜行バスに揺られていた。次の日本当に良いことがあったかは残念なことに全く覚えていない。けれどあれから落ち込む事があっても、あまり悲観的に考えることがなくなった気がする。ありがとう、望海さん。

次の花組公演も、頑張ってチケットとろう。

次回に続く。

*1:宝塚歌劇を心から愛する方々のための会員組織。運営は阪急電鉄株式会社が行っている。

*2:ニュアンスが伝わってくれ

*3:劇中に出てきたお酒。林檎のブランデー。

ヅカオタの備忘録②~ただいま宝塚~

初観劇を終えてから約一ヶ月後、私は再び宝塚を訪れた。

2018年5月15日(水) 星組公演『ANOTHER WORLD/Killer Rouge(キラールージュ)』を観るために。

この公演も前回と同様宝塚歌劇Webチケットサービスを利用。初めて一階席のチケットを購入した。

前回は阪急宝塚駅から劇場に向かったので、今回は阪急宝塚南口駅から劇場へ向かうことに。駅を降りて歩いていると宝塚大橋が見えてきた。今まで写真や映像でしか見たことのなかった眺めに感動する。想像していたよりも歩道が広い…。そして宝塚を訪れたのは二度目のはずなのに、気分はすっかり里帰り。大橋から見える阪急今津線宝塚大劇場に向かってただいまと声をかけたい衝動に駆られた。

(ちなみに阪急今津線といえば有川浩さんの小説『阪急電車』の舞台。いつか聖地巡りもしたい。)

 

今回の公演は104期初舞台生のお披露目公演でもあり、音楽学校を卒業した生徒たちが晴れてタカラジェンヌとして舞台に立つ瞬間を観られるのだ。なんだかめでたいなぁ。観劇前の私はそれくらいの認識だった。(甘かった)

まず最初に初舞台生の口上があり、初舞台生全員が紋付きに緑の袴でご挨拶をする。幕が開いた瞬間から伝わってくる厳粛な雰囲気。会場全体の空気も引き締まり、私も自然と姿勢を正していた。初舞台生は憧れの舞台に立てる喜びを噛みしめながら、一言一言丁寧に挨拶をする。その初々しい姿にどんどん涙が溢れてきた。これから抱腹絶倒の落語ミュージカルが始まるのに、大丈夫なのか私…

そんな私の心配をよそに、トップスター紅ゆずるさん率いる星組メンバーの軽妙なお芝居で会場は爆笑に包まれた。最後のオチまでしっかり笑わせてくるあたりも抜かりない。

 

幕間では初めて公演ドリンクを購入してみた。付属のマドラーでかき混ぜるのを忘れてしまい、最後はほぼ原液のシロップを飲んでいた。コップは軽く拭いてビニール袋(氷を捨てる所で貰える)に入れて持ち帰る。これは周りの方々がやっていたので真似をした。このコップは観劇の記念品として今も我が家に飾ってある。

ロビーには初舞台生の写真パネルが貼りだされており、口上を担当する出演者(公演ごとに3名ずつ)の左上には赤い花が飾られていた。これ出演者のご家族は嬉しいだろうなと思った。

 

再び幕が開いて始まったショーでは、紅ゆずるというスターの存在感とパワーに圧倒される。彼女を観てるとめちゃくちゃ元気が出る。紅さんがいれば悟空も一瞬で元気玉作れるレベル。

そして桜を連想させるピンクの衣装に身を包んだ初舞台生のラインダンスの場面。またもやその初々しさに泣いた。彼女たちはこの大劇場公演後、各組へ配属される。だから同期全員で舞台に立てるのは実質一ヶ月くらい。二年間苦楽を共にした仲間たちと作り上げる最初で最後の大舞台、それが初舞台生のお披露目公演なのだ。こんな尊い瞬間が毎年観られるんですか?最高では…?涙が止まらない…

 

こうやって舞台から元気を貰って明日も頑張ろうって思えるんだな。宝塚って凄いな。帰り道、脳内でキラールージュの主題歌を再生しながらまたも月並みな感想しか浮かんでこなかった。

もうこの時には覚悟していた。来月もここに来てるだろうなって。

次回に続く。

ヅカオタの備忘録①~初観劇~

これは、私が体験した宝塚観劇の記録である。

宝塚歌劇との出会いや初観劇までの経緯は長くなるので割愛し、主にチケット購入や劇場での行動と気づきを中心に、記憶を辿りながら書いていこうと思う。

 

私の宝塚初観劇は2018年4月17日(火) 宙組公演『天(そら)は赤い河のほとり/シトラスの風-Sunrise-』だった。

その際チケット購入で利用したのが宝塚歌劇Webチケットサービス。ここでは会員登録不要でチケット購入が可能であり、観劇初心者にも優しい。なにより座席が選べるシステムに驚いた。なんて親切なジャンルなんだと震えた。

そうして無事チケットを用意した私は、Youtubeの公式チャンネルで初日映像を繰り返し観て予習し、万全の状態で当日を迎えた。

11時過ぎに劇場へ到着した私は、正面ゲートをくぐって左手に現れた大きな公演ポスターと遭遇。右手にはラインダンスの恰好で並ぶ初舞台生さんが描かれた大きな看板もあった。すごい、撮影スポットが充実している。

観劇するのは15時公演だったので、公演ポスターや看板をひとしきり撮影し、ゆっくり劇場内のお土産コーナーやキャトルレーヴ(書籍やDVD、グッズ売り場)を覗いて、カフェで昼食を食べてから宝塚歌劇の殿堂へ向かった。宝塚歌劇の殿堂とは、宝塚歌劇団の卒業生およびスタッフの写真やゆかりの品々を紹介するとともに、実際の公演に使用された衣装や小道具なども数多く展示している施設である。そこはまさに宝塚歌劇愛する人の為の空間で、ここに一日中いられると思った。11時公演の上演中だった為、あまり混雑なくスムーズに回ることができたのも幸いだった。

劇場内のお客様にはフォーマルな恰好をした一行がいて、やっぱり宝塚観劇には一張羅で来るべきであったと自分の服装を反省した。(後々、その日の午前中に宝塚音楽学校の入学式が行われていたことが判明。あのフォーマルな恰好をした一行は音楽学校生徒のご家族だったのかもしれない。)

会場入りしパンフレットを読みながら開演を待っていると、一階席から拍手が起こった。前宙組トップコンビの朝夏まなとさんと実咲凜音さんが一緒に観劇に来られたのである。私は二階席だったのでお姿は拝見できなかったが、なんだか凄い瞬間に立ち会ったみたいで何故か自分までそわそわした。

そしていよいよ開演。

劇場で観る宝塚歌劇は、映像で見るよりも何倍も刺激的だった。タカラジェンヌの方々をはじめ、スポットライトに生演奏のオーケストラにお客様の拍手、どれをとっても宝塚歌劇に欠かせないものだった。実際に足を運ばないと味わえない感動がここにはあるんだと震えた。

こうして夢のような時間を過ごし、終演後は人の波に身を委ね花の道を通って帰った。同行者と何を話したかは忘れてしまったが、「綺麗!楽しい!元気もらった!宝塚って凄い!!」と月並みな感想を口にしたことを覚えている。

帰路につきながら、これからは自分へのご褒美として年に一回くらい宝塚を観に行けたらいいなと思った。そう、年に一回くらいと。

この時の私は、まさか一か月後に再び宝塚大劇場を訪れるとは思ってもいなかったのである。

次回に続く。 

私を支える55の◯◯【35~55】

35.大河ドラマ平清盛

大河ドラマの中で一番好きな作品です。とにかく登場人物の描写が細やかで見応え抜群。また、放送と同進行で公式Twitterが解説してくれたり、「盛絵」と呼ばれる作品のパロディやイラストが誕生するなど、SNSと共に盛り上がりながら楽しく観ていました。

36.斎藤工(俳優)

正真正銘の変態。(褒めています) 斎藤さんの著書『ニッポン脱出~1981~』はおすすめです。

37.渡辺航弱虫ペダル

胸が熱くなるスポーツ漫画です。読み終わったら絶対坂道のことが愛おしくなります。フォロワーさんに誘われて観に行った舞台で2.5次元と出会ってしまいました。余談ですが、原作者の渡辺先生が兄に似ています。

38.有川浩(作家)

友人の勧めで読んだ『図書館戦争』シリーズ。あまりのベタ甘ラブコメぶりに、読みながら机に突っ伏しました。こういうラブコメ、嫌いじゃありません。新作が楽しみな作家さんの一人です。

39.戦国鍋TV

なんとなく歴史が学べるバラエティ番組。信長と蘭丸がユニットを組んで歌う『敦盛2011』は、深夜に友人と猛練習し、カラオケで披露しました。今年の戦国炒飯TVの放送が待ち遠しいです。

40.松田凌(俳優)

この人以上にカッコ良い人を私は知りません。芝居に対して比類なき情熱をもっています。演劇を愛し、演劇に愛された男です。彼をきっかけに色々な劇場や作品と出会い、演劇がより好きになりました。その笑顔を守りたい。

41.ONE OK ROCK(ロックバンド)

通勤時にずっと聴いていて、カラオケでも歌いまくってました。

42.映画『百円の恋』

地元のミニシアターで初めて観た時、「すごいもんを観てしまった…」と打ち震えた映画です。安藤サクラさんが最優秀主演女優賞を受賞しなかったら、日本映画界は終わりだと本気で思ってました。(受賞おめでとうございます!)

43.又吉直樹(芸人、作家)

『第2図書係補佐』を読んで色々な本と出会えました。『夜を乗り越える』もおすすめです。EXITと共演したコントでは、又吉さんの人間性が溢れていて面白かったです。

44.刀剣乱舞 

審神者になってから行動範囲が一気に広がりました。

45.久保みねヒャダこじらせナイト(テレビ番組)

スキマソングの『WE ARE THE ひとり』を初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。毎年元旦のスペシャル番組を楽しみにしています。

46.杉浦日向子(漫画家、江戸風俗研究家、エッセイスト)

彼女の生き方が好きで著書をすべて読み漁りました。『一日江戸人』は愛読書です。

47.アイス

大好きです。井村屋のあずきバー森永乳業の味わいソフト バニラには大変お世話になりました。

48.映画『HiGH&LOW THE WORST』

人生で初めて映画館に通って観た映画です。通算8回通いました。気がついたら横浜アリーナで行われたLIVEにまで足を運んでいたくらいです。ストーリーやキャラクターの良さはさることながら、演者など制作側の熱量に心打たれた作品でした。

49.THE BACK HORN(ロックバンド)

爆音でヘッドバンキングしながら聴いていました。ベースの岡峰さんとはお城について語りたいです。

50.新垣結衣(女優)

圧倒的な透明感にひれ伏します。彼女が好きすぎて一時期十六茶ばかり飲んでいました。

51.旅行

私の人生で欠かせないものです。

52.新井見枝香(書店員、エッセイスト、踊り子)

『セブンルール』というドキュメンタリー番組で新井さんを知り、その自由で軽やかな生き方に惹かれました。いつかストリップ劇場で新井さんの踊りを観たいですね。

53.今村翔吾(小説家)

『火喰鳥』を読んでから、ぼろ鳶、くらまし屋シリーズをはじめ全作品を購入して読みました。ぼろ鳶との出会いが山形に行くきっかけになりました。今一番新作が楽しみな作家さんです。現在は『じんかん』の発売日が待ち遠しいです。

54.文豪とアルケミスト(ゲーム)

このゲームがきっかけで徳田秋声の作品を読み始め、その他たくさんの文学作品に触れることが出来ました。

55.星風まどか(宝塚歌劇団宙組トップ娘役)

大劇場でトップお披露目公演『天は赤い河のほとりに / シトラスの風』で彼女を観た時、冗談抜きで天使がいると思いました。現代的でありながらクラシカルな娘役の雰囲気も併せ持つ彼女をもっともっと観ていたいです。トップ娘役である彼女がいつか劇団を卒業する日が来たとき、私は一体どうなってしまうのか全く予想がつきません。

 

以上が、現在の私を形作り支えてくれているものです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

私を支える55の◯◯【15~34】

15.宇多田ヒカル

初めて買って貰ったCDが『First Love』でした。好きが高じて歌詞をノートに書き写していました。

16.神社

近くに神社があるとついつい立ち寄ってしまいますね。週刊神社紀行を購読していました。

17.お笑い

吉本新喜劇爆笑オンエアバトルM-1グランプリなど色々な番組でお笑いを摂取していました。とくにあらびき団で新しい芸人さんを発見するのが楽しみの一つでした。

18.宮藤官九郎(脚本家)

池袋ウエストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』、『タイガー&ドラゴン』、『マンハッタンラブストーリー』を夢中になって観ていました。とりわけ台詞に関心があり、シナリオ本も読み込んでいました。

19.情熱大陸(ドキュメンタリー番組)

毎週録画していました。ドキュメンタリー好きになった原点です。

20.安藤政信(俳優)

初恋の人。

21.井上雄彦バカボンド

大好きです。いつの間にか父親も買って読んでいました。

22.オダギリジョー(俳優)

私が観ていた邦画にほとんど出演していた気がします。オダギリさんが好きというと母に心配されました。『メゾン・ド・ヒミコ』での神秘的な美しさはたまりません。

23.沢尻エリカ(女優)

奔放で強気な人から目が離せないんですよね。映画『パッチギ!』で初めて見た日から彼女の虜になり、これからもずっと虜なんだろうなと確信しています。

24.大河ドラマ新選組!

私の新選組好きの原点です。オダギリジョーさん演じる斎藤一が好きで、画面で見るたびに照れていました。

25.バレエ

幼少期からバレエを習いたかったのですが、教室へ通うことが困難なため断念。その情熱を映像や書籍に注ぎ、ダンスマガジンを毎月購読。熊川哲也さんはじめバレエダンサーさんの書籍もよく読んでいました。

26.宝塚歌劇団

出会いは中学二年生、テレビで宝塚のショーを観て衝撃を受けました。学生時代は観劇に行けない代わりに雑誌やテレビでの映像、DVDで情報を収集。毎月宝塚GRAPHを読むのが楽しみでした。社会人になって観劇が出来るようになってからは月に一度は宝塚大劇場に通っています。大人になって本当に良かったと思った瞬間でした。宝塚については語り尽くせないほどの思い出がありますが、出会えて本当に良かったです。幸せ!

27.近藤良平(ダンサー、振付家)

私が持っていたダンスの概念をぶっ壊してくれた人。NHKの『からであそぼ』は毎回見ていました。

28.久保ミツロウトッキュー!』

小森陽一さん原案、海上保安庁の潜水士が特殊救難隊(略してトッキュー)を目指し奮闘する漫画。兄の部屋で読んでいたら、あまりの面白さに自分で続きを買って読むようになっていました。

29.村下孝蔵(シンガーソングライター)

高校の同級生がCDを貸してくれたのがきっかけです。受験勉強時のお供でした。『女優』のライブバージョンがおすすめです。

30.映画『ぐるりのこと』

今まで観てきた邦画の中で不動の一位。毎年必ず観る映画です。

31.EXILE

大学時代、バイトで稼いだお金でチケットを購入し、友人とLIVEに行ける喜びを噛みしめていました。

観ていると自然と笑顔になれるパフォーマンスが魅力ですね。

32.映画『容疑者Xの献身

定期的に観て咽び泣いている映画です。

33.テニスの王子様

テニプリは私のオタク人生に多大な影響を与えてくれました。許斐剛先生には感謝しかありません。

34.ネオロマンス

大学時代、友人の勧めでネオロマンスの世界へ。声優さんに詳しくなり、ペンライトの扱い方を習得し、パシフィコ横浜を見ると興奮する身体になりました。

 

次の投稿に続きます。

 

私を支える55の◯◯【1~14】

星野源さんの『働く男』に感化され、幼少期から現在まで自分が影響を受けたもの、好きなものを並べてみました。

どうぞ気楽に読んでください。

 
1.安室奈美恵『TRY ME~私を信じて~』

保育園の実習に来たおねえさんが踊ってくれました。

それが見たくてよくお願いしていた記憶があります。私がダンスに興味をもったきっかけです。

 2.とんねるず『ガラガラヘビがやってくる』

この曲が流れる中、保育園のトランポリンで飛び跳ねていました。めちゃくちゃ楽しい時間でした。

3.ひとりラジオ

保育園でよくやっていた遊び。窓の外に向けてひたすら一人でしゃべり続けていました。リクエスト曲も流したり(歌ったり)時々ゲストを招いたりと、至極真剣にやっていました。

4.映画街

毎週のように父と映画街に行っていました。今はもうなくなった場所ですが、あの頃の光景は目に焼き付いています。

5.手塚治虫ブラックジャック

小学校の図書館でよく読んでいた漫画。

6.『わかったさん』シリーズ

小学校時代の愛読書。お菓子作りは大好きでしたが、全然上達しなかったのが不思議ですね。

7.榎本加奈子(女優)

『闇のパープル・アイ』、『FiVE』、『おそるべしっ!!!音無可憐さん』、『P.A.プライベートアクトレス』等、夢中になって観ていたドラマに出演していた女優さん。奔放で強気で、目が離せない人でした。

8.りぼん(少女コミックス)

バイブルでした。とくに種村有菜さんの『神風怪盗ジャンヌ』は大好きでずっと模写してました。当時私の絵は目がすごく大きかったです。その他、『こどものおもちゃ』、『グットモーニングコール』、『HIGH SCORE』も読んでました。

9.『学校へ行こう!

私の小学校時代を語る上で欠かせません。火曜日の20時といえばこの番組。

10.ハモネプ

ネプチューンさんの番組『力の限りゴーゴゴー!!』の人気コーナー。毎週録画して、全国大会のCDも持ってたくらい好きでした。あの頃、中高生になってグループを結成しハモることが青春だと信じ込んでました。

11.週刊少年ジャンプ

兄の影響で読み始め、『シャーマンキング』『BLEACH』を模写しまくってました。

12.ジブリ作品

金曜ロードショーで放送されていたものを毎回録画して観ていました。とくに『おもひでぽろぽろ』 がお気に入りです。

13.コバルト文庫

日向章一郎さんの『電撃娘163㎝』シリーズ、野梨原花南さんの『ちょー』シリーズ、『逃げちまえ!』、藤原眞莉さんの『姫神さまに願いを』シリーズが大好きでよく読んでました。この頃から難しい漢字に詳しくなりました。

14.歌舞伎

テレビで観た歌舞伎の世界観や色彩に強く惹かれ、演目や歌舞伎俳優のドキュメンタリー番組まで手当たり次第録画して観ていました。私が生まれて初めて買った写真集は十一代目市川海老蔵さんの襲名記念写真集です。

 

次の投稿に続きます。